目次
おおまかな手順
ROCK5BにインストールしたAndroid OSで、root権限を取得する手順は以下の通りです。
- PCにAndroid Debug Bridge(adb)をインストールする
- Androidの開発者向けオプションからデバッグを有効にする
- adb shellでコマンドをroot権限で実行する
adbのインストール
Android Debug Bridge(adb)は、android端末をデバッグするためのコマンドラインツールです。adbは、Androidアプリの開発環境であるAndroid Studioに含まれています。
PCへのインストール方法やadbコマンドの環境設定に関する説明は割愛します。
デバックの有効化
Androidのデバッグ設定を有効化します。デバッグ設定へのアクセス方法は以下の通りです。※Androidのバージョンによって若干異なる場合があります。
Setting(設定) -> System(システム) -> Developer options(開発者向けオプション)-> USB debugging(USBデバック)もしくはWireless debugging(ワイヤレスデバッグ)
adbコマンドの実行
PCとROCK5BをUSBもしくはネットワーク経由で接続します。adb shellでAndroid端末のシェルを起動できます。suコマンドでroot権限を使えます。
ワイヤレスデバッグの注意点
「Wireless debugging」を有効した際、IPアドレスとポート番号が表示されない場合は、「Wireless debugging」をタップすると設定を確認できます。
USBデバッグの注意点
adbコマンドからUSBデバッグするには、ROCK5BのUSB Type-CポートとPCを接続する必要があります。
ROCK5BのUBS Type-Cポートは電源としての役割もあるため、一般的なPCの場合、USBポートの電源供給能力が不足し、ROCK5Bを起動できないことがあります。
その場合は、適切な電源スプリッターを使うか、USB Type-C以外の方法(GPIOやPoE HAT)で電源供給してください。
参考
Rock5/guide/wireless – Radxa Wiki
Need Root Access for Android Rock PI – Operating system distributions / Andoid – Radxa Forum

IoT本舗さんお世話になってます。
需要あるか判りませんがAOSPソースからビルドし、root化したAndroid12の起動イメージを公開します。
balenaEtcherなどでSDカードに書き込んで起動して下さい。
SDカードはA2以上のスペックで3A位の電源を使って下さい。
ただし縦画面(90度)固定設定となっています。
公式版は縦画面に設定出来ない問題があったのでビルドしました。
ついでにタッチ座標がズレるバグも一応修正してあります。
root化してありますが起動イメージにはMagiskがインストールされていないので別途インストールして下さい。
radxa既存の問題ですがシステム内部で例外が起きるとリブートしてしまう症状は健在です。
4Kで重い処理を行うとこれまたリブートしてしまう症状も健在です。
https://drive.google.com/file/d/1LCTkKeMMFB0YRbGwpBl08-f-YhznuZXZ/view?usp=sharing