目次
概要
E-Ink(電気泳動)方式のディスプレイモジュールです。
液晶と違い、電源オフでも表示を保持します。
バッテリー駆動やエナジーハーベストなど低消費電力用途に最適です。
紙と同じように明るいところでも見やすいのも特徴です。
制御インタフェースはSPIです。
Raspberry PiやArduinoなど各種マイコンで制御できます。
販売ページ
電子ペーパーモジュール(1.54インチ 赤黒)
電子ペーパーモジュール(1.54インチ 黒)
付属品
- 収納ケース
- ディスプレイ本体
- 保護プレート
- 樹脂ネジ、六角スペーサー、ワッシャー
使い方
基本
- 電子ペーパーモジュールとマイコンをつなぎます
- マイコンからSPIで書き込みます
- 電子ペーパーは電源オフ状態でも表示を保持します
設定
ディスプレイ裏面のスイッチで電源電圧と通信方式を切り替え可能です。
- 電源電圧: 5.0V or 3.3V
- 通信方式: 4-Line or 3-Line
4-Lineは3線式SPIと基本的に互換です。
CS(チップセレクト)、SCLK(クロック)、SDI(データ入力)に加えて、D/C(データ/コマンド)ピンを使った通信方式です。
3-Lineは、D/Cピンのかわりにデータ/コマンドの識別用にSDIの先頭に1bit追加した通信方式です。
通常は使いません。
仕様
- 電源電圧: 3.3Vもしくは5V
- 通信方式: 3-wire SPIもしくは4-wire SPI
- SPIモード:0(CPOL=0, CPHO=0), MSB First
- 本体サイズ: 55×39.4mm(厚み約6mm, コネクタ込で約9mm)
- ディスプレイ部: 27.6×27.6mm
- 解像度: 200×200ピクセル
- ドットピッチ: 3.5
- 表示色: 単色版(黒のみ)、2色版(黒赤)
参考スペック
- 応答速度
- 部分更新: 0.3s(単色版のみ対応)
- 全面リフレッシュ: 2s
- 消費電力
- リフレッシュ時: Typ.26.4mW
- 待機時: 17µW以下
- 視野角: 170度以上
端子
- VCC: 電源(3.3V or 5V)
- GND: グランド
- DIN: シリアルデータ入力(SPI MOSI)
- SCLK: クロック(SPI SCK)
- CS: SPI チップセレクト
- D/C: データ/コマンドの識別用(High=データ、Low=コマンド)
- Reset: Lowでリセット
- Busy: Lowでビジー
コネクタ
汎用コネクタ(2.54mmピッチ オス)とスルーホールの両方があります。
QIコネクタ(2550/デュポン)対応でブレッドボードで扱いやすいモジュールです。
参考ドキュメント
- 電子ペーパーをラズパイからPythonで制御する方法
- 1.54inch e-Paper Module (B) – Waveshare Wiki
- ディスプレイ部はWaveshareのモジュールと共通です。
- Arduinoやラズパイとの配線情報も上記Waveshare Wikiに掲載されています。
- waveshareのGitHub
- 別ライブラリ
- MH-ET LIVEのGithub
- WaveshareのGithubの方が頻繁に更新されています。
- 3-line SPIとDCピンはSitronix ST7735Sのデータシートが分かりやすい例です。




